■東京消防庁 身の周りの危険物の安全な取扱いについて■
登録日 2014年05月09日
登録者 東京都塗装工業協同組合
       身の周りの危険物の安全な取扱いについて

                     東京消防庁予防部危険物課

1 はじめに
   ガソリンや軽油などの危険物は、発電機などの燃料として
  広く使われています。皆さんがお仕事で使用される塗料類に
  関しても、最近では水性塗料が多く使用される傾向とはいえ、
  まだ油性のものが多いのが実状です。これらの物品は、上手
  に使用すれば私たちの生活を便利にしてくれますが、その使
  用方法を誤ると火災や中毒事故を引き起こします。

2 油性塗料の誤った使い方に起因する火災について
   次の写真をご覧ください。開封して時間が経ち、塗料が固く
  なったため、コンロにかけて温めていたところ、発生した可燃
  性蒸気に引火し、火災になった状況を再現したものです。

3 危険物を安全に貯蔵し取り扱うために
   私たちの身の周りには危険物を利用した様々な物品があり、
  生活を便利にしてくれています。一方で、これらは危険物を含
  んでいることから、その貯蔵や取扱方法を間違えると、中毒や
  火災に発展する危険性があります。次の注意事項を十分に守
  り、安全に貯蔵、取扱いを行いましょう。

 (1) 貯蔵は決まった容器で行う
    身の周りにある危険物は様々な種類の容器に入れられて
   います。例えば金属製、ガラス製、プラスチック製などです。
   これらの危険物は、どのような容器にどのくらいの量まで入
   れられるかは消防関係法令で規定されています。
   一例をあげると、静電気の発生しやすい物質などは金属製
   の容器で保存しなければなりません。これらの危険物を他の
   容器に移し替えたり、一つの容器にまとめて保存するなどの
   行為は、危険ですのでやめましょう。
    また、容器を運搬する際は、必ず蓋をしめて、揺れても危
   険物がこぼれないように運搬することが重要です。過去には、
   開封した一斗缶のシンナーが運搬中にこぼれ、火災に至った
   事例も報告されています。

 (2) 貯蔵は冷暗所で行う
    危険物は、温度の高い所に置いておくと、可燃性蒸気を大
   量に発生する性質を持っています。可燃性蒸気が大量に発
   生すると、引火の可能性が高くなり危険です。また、紫外線
   などにより品質が劣化する場合があり、このような危険物を
   使用することは機械を傷めるおそれもあります。容器による
   貯蔵は、冷暗所で行いましょう。

 (3) 貯蔵、取扱いは通風の良い場所で行う
    塗装工事などを行うと、可燃性蒸気が大量に発生します。
   器具の洗浄や塗料を薄めるシンナーも、その使用の際には
   注意が必要です。これらの可燃性蒸気は、通常空気よりも
   重いため、低い所に滞留する性質があり、家電の火花によ
   り引火し、火災になった事例もあります。危険物を貯蔵、取り
   扱う場合は、通風の良い場所で行いましょう。

 (4) 火気の取扱いには十分注意する
    危険物を安全に取り扱うには、火気を使用してはいけませ
   ん。例えば、発電機に燃料を補給する際は一度発電機を停
   止する、アルコール除菌スプレーを使用する際はコンロの周
   りでは使用しないなどです。

 (5) 塗料等は適切な方法で処分する
    使用後の余った塗料については、その塗料の性質に応じ
   た処分が必要です。特に硬化剤を混入して使用する防水
   塗料などは、硬化剤の量を間違えたため、反応が進みすぎ
   て火災に至った事例も報告されています。

4 おわりに
   私たちの身の周りには、その性質を利用して様々な危険物
  が使用されています。しかし、これらの製品は、その貯蔵や取
  扱方法を誤ると重大な事故につながります。これをお読みの
  皆さまには、危険物の性質を良く理解し、安全に貯蔵、取り扱
  っていただきたいと思います。
   なお、危険物に関して、何か不明な点がありましたら、遠慮
  なくお近くの消防署にご相談ください。


   ※下記の添付ファイルに写真入りの資料がございます。

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